【ヒーリングサウンド】足羽山の聖域 足羽神社の手水音を収録
こんにちは、ケン・イケハです。
ヒーリングサウンドになりそうな癒しの音を求めて、福井市内の足羽山にある足羽神社に行ってきました。
この季節の境内は、どんな音に包まれているだろうと。
音の対象は何も決めないまま、静かな夕刻の時間帯に訪れました。
足羽神社のこと
足羽神社は福井駅から歩いて25分ほどのところにある、足羽山を少し登ったところに鎮座する神社です。
継体天皇をはじめとした神々が祀られています。
愛宕坂の石段を登って足羽山に足を踏み入れると、風景は一変。
街の喧騒は遠くなり、神聖な領域に入ってきたことを感じます。
(愛宕坂の上から見下ろす風景)
(足羽神社の石段前)
夕刻の境内は静寂で、聞えるのは鳥や虫の声ばかり。
右に見えるのが、有名な足羽神社のしだれ桜です。
花見の季節に撮影したしだれ桜がこちらです。
美しい姿を一目見ようと、たくさんの方が訪れます。
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まずは鳥や虫の声を収録しようと、境内の奥へ向かったところ、静かな水の音に気がつきました。
手水の水音です。
その心地よい水音は、ヒーリングサウンドの素材にふさわしいものでした。
足羽神社の手水音
手水はシンプルな水音ですが、この静かな音が、神社の神聖な空気をより澄んだものにしています。
アジサイの花が水面に浮かべられ、見た目でも癒される情景です。
それでは足羽神社の手水音をお聴きください。
ほんのかすかにですが、セミの声が水音のバックに入っています。
(2019.7.11追記)YouTubeの別チャンネル作成にともない、リンク先を変更しています。
手水音を収録する際の注意点
今回は音源がとても静かなので、一乗滝のような音割れのミスを起こす心配はないと思いましたが、念のため距離を分けて収録しました。
結果的に、音源により近づけた方がよい音がとれていました。
このときは境内には誰もいませんでしたが、当然のことながら、もし参拝客がいたら、邪魔にならないように配慮が必要です。
あとは蚊に刺されるのを我慢しながらの収録はきつかったので(ノイズの原因になるので手を動かせない)、今後はもっと念入りに虫よけスプレーをしてのぞもうと思います。
まとめ
特に狙いも決めずに足羽神社へ収録に行ったわけですが、素敵な手水音と出会えたことに感謝です。
サウンド収録をおこなうようになり、音風景に対して、前よりもずっと意識が強くなっていることを感じます。
足羽神社を例にすると、ビジュアル的にはしだれ桜の存在感が大きくて、参拝者の意識はそちらに向かいます。
でも音風景をとらえようとすると、しだれ桜ではなく、鳥や虫の声、手水音といった、ふつうは参拝しても記憶にすら残らないようなところへ意識が向かいます。
日常生活においても、私たちは見た目の情報を圧倒的に重視した世界に生きているのだなと、あらためて気づかされました。
音風景を意識すると、世界が別の色に見えてくることを感じています。
ということで、今回の記事は以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。