【ヒーリングサウンド】佐々木小次郎修行の地 一乗滝の自然音を収録【風圧注意】
こんにちは、ケン・イケハです。
ヒーリングサウンドの制作のため、家族でのレジャーもかねて、福井市の一乗滝に自然音の収録に行ってきました。
家から自転車で片道2時間近くかかる山奥にありますので、ママチャリでの移動はなかなかきついものです。
小学一年の息子も自転車で付いてきて、疲れ知らずの体力で私と妻を驚かせてくれました。
交通費は0円、昼食は持参。
我が家らしい財布と環境に優しいレジャーで、お金をかけずとも豊かに生きる「エコノミースタイル」の実践です。
一乗滝の言い伝え
このあたりの地域は、歴史ロマンのあふれる人気スポットで、戦国時代に朝倉氏が築いた城下町跡「一乗谷朝倉氏遺跡」という福井随一の観光名所があります。
その遺跡からさらに山奥に入ったところに、一乗滝があります。
巌流島で宮本武蔵と対決した剣豪・佐々木小次郎が、この一乗滝で修行をおこない、「つばめ返し」の技をあみ出したと言い伝えられています。
(一乗滝の手前に建てられている佐々木小次郎の像)
神々しい滝音の中から、時を超えて、空気を切り裂く剣音がきこえてくるようです。
一乗滝のヒーリングサウンド
こちらが今回収録した一乗滝の自然音です。
前回収録した九頭竜川の自然音と同様に、収録時と編集時に、風切音などのノイズ対策をおこなっています。
こうやって音をきいていると、訪れた一乗滝の情景が目に浮かんできます。
採集してきた山草や、海で釣ってきた魚を自分で調理をして、自家製料理を楽しむのと同じような味わいがあります。
でも。
実際にきいた滝音を再現しきれていないのが、歯がゆいところです。
本物の一乗滝はもっと神聖で壮大な音を響かせていました。
このクオリティーではまだまだ満足ができず、課題は残っています。
(2019.7.10 追記)
どうも滝の音がおかしいと思い調べてみたところ、どうやら「音割れ」という現象が起こっているようです。
大きすぎる音を録音したときなどに起こるそうなので、滝との距離が近すぎたんですね。
悔しいので近日中にリベンジします。
滝で収録する際の注意点
滝は音が大きいから、川よりも収録時に混入するノイズは少ないだろうと思っていましたが、それは大間違いでした。
最初は、できるだけ滝に近づいて収録しようと、水の中に入っていき、滝にレコーダーを向けて収録をしました。
すると。
滝の直下は風圧がものすごく、強風にまきこまれたような状況になっています。
水しぶきもすごい。
こんな環境で収録したら、ノイズが入らないわけがありません。
色んな距離・角度から収録をして、結果的に、ほどよく近い陸地から収録したものが、一番きれいに音がひろえていました。
でも、もう少し離れたところからも収録すれば、滝音と川音が合わさった、もっと立体的な音がとれたのではないかと思えます。
それはまた別種類のサウンドになるかもしれませんが、あらためて他の滝を収録する際に試みてみます。
あとは、ウィンドスクリーンの毛を狙っているのか、たびたびハチがレコーダーを攻撃してくるのには困りました。
まとめ
一乗滝を訪れたのは初めてでしたが、山と渓流に囲まれたとても心地よい癒しの環境でした。
滝のすぐ近くにある「小次郎の里」では、渓流釣りやキャンプをすることができます。
今回は渓流横の釣り堀で息子がニジマスを釣り、おみやげに持って帰って夕食のおかずにしました。
今年の夏か秋頃には、ぜひ一乗滝の近くでキャンプをしたいものです。
その際は、酒でも飲みながら、川辺で「夜の渓流&虫の声サウンド」の収録ができればいいなと考えてます。
ということで、今回の記事は以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。