【激ムズ】音楽のど素人がヒーリングサウンドの制作に挑戦してみた
今回の記事はこのような方に向けた内容です。
●音楽の知識や経験がないけど、オリジナルのBGMを作ってみたい。
●作成した音声データをYouTubeにアップしてみたい。
こんにちは、ケン・イケハです。
前回の記事でとりあげたように、私は毎日のように「癒しのBGM」を聴きながら生活をしています。
こんなサウンドを自分で作ってみたいと思っていましたが、私は楽譜も読めず、楽器もひけず、歌も下手で、作曲経験なんて何もありません。
そんな音楽ど素人の人間でも、簡単な音楽を何か作れないか調べていたところ、このような本を見つけました。
10日Pさんという方が書かれた、「作りながら覚える 3日で作曲入門」という本です。
この本をもとに試しに作曲にとりかかったところ、クオリティーは全然ですが、なんとかヒーリングサウンドもどきのBGMを制作することができました。
今回はサウンドの制作方法と、音声と静止画を組み合わせた、YouTubeへアップできる動画データの編集方法もご紹介させていただきます。
今回制作したサウンド
今回イメージしたサウンドは、このようなものです。
メロディーはあまりありませんが、ゆるやかな雰囲気で気分をやわらげてくれるようなサウンドです。
ヒーリングサウンドの例
8 Hour Deep Sleep Music: Delta Waves, Relaxing Music Sleep, Sleeping Music, Sleep Meditation, ☯159
こういうヒーリングサウンドを自分で作ってみたいという軽いきもちで、音楽の「コード」すら知らなかった素人の私が、10日Pさんの本を読みながら、3日で作ることに挑戦してみました。
制作したのは1分ちょっとの長さのサウンドですが、とにかくコードの組み合わせが私にとっては「激ムズ」でした。
少し音を入れ替えるだけで、調子はずれのサウンドに変わってしまいますし、「ヒーリング風」にするにはどんな楽器をどう組み合わせればいいのかとか、わからないことだらけでした。
10日Pさんの本ではポップスを例に作曲していくのですが、習った「ドラム」や「ベース」の音は、ヒーリングサウンドにはなくていいと思ったので、結局は省いて作っています。
そんな試行錯誤の末、ようやく完成したのがこちらの“ヒーリング風”サウンドです。
(音量は小さめです)
最初に紹介したヒーリングサウンドと比べると、音の質や風格がまるで違いますね。
自作サウンドは、そんなに簡単にできるものではありませんでした。
使用した音楽ソフト
音楽を作曲できるソフトは色々あり、簡単なものになると、鼻歌を録音するだけで作曲ができるというスマホアプリまであります。
今回はそのような簡単に作曲できるアプリは対象から省き、ある程度自由に作曲ができるソフトの中から選びました。
そして選んだのが、10日Pさんの本で紹介されていた「Domino」というフリーソフトです。
私は本に付属のCD-ROMからダウンロードしましたが、下記のサイトからもダウンロードが可能です。
サウンドの制作方法
サウンドの制作方法は、主に10日Pさんの本を参考にしています。
基本的なコードから上級者向けのコードまで色々紹介されていますので、それらを利用しながら作っていきました。
基本的な機能しか使わないのであれば、Dominoの操作自体はそれほど難しくありません。
難しいのは、主にコードの組み合わせです。
ご参考までに、本で紹介されていたコードの一部を記載しておきます。
コードの例
C:ド+ミ+ソ
Dm:レ+ファ+ラ
Em:ミ+ソ+シ
F:ファ+ラ+ド
G:ソ+シ+レ
Am:ラ+ド+ミ
Am7:ラ+ド+ミ+ソ
Bm7(b5):シ+レ+ファ+ラ
上記のコードを参考に、アレンジを加えながら打ち込みをおこないました。
楽器は色々なものを試して、最終的にフルートとWarm Padの組み合わせに落ち着きました。
Dominoの操作画面
10日Pさんの本をお持ちでない方は、下記のサイトがDominoを使った作曲の参考になると思います。
「音声データと静止画像」を「動画データ」に変換・編集する方法
音声データを画像と組み合わせてYouTubeにアップするには、データの変換や編集が必要になります。
①MIDIをMP3に変換
Dominoで制作したサウンドは、MIDIという形式で保存されます。
このままではYouTubeにアップできないので、MP3の形式に変換をします。
変換方法は、こちらのサイトを参考にさせてもらいました。
この方法でYouTubeへのアップまで完了できますが、背景画像がこのように無味乾燥なものになります。
別の画像を利用してアップしたい場合は、次の②の方法をおこないます。
②MP3データと静止画像の編集
サウンドデータと自分で用意した静止画像を組み合わせる方法をご紹介します。
まず、①で紹介したサイトの中の、「【2】MIDI音源を用意して、「SMF to MP3 with ぼーか郎」のサイトへアクセス」の説明を参考に、自分で作成したサウンドデータをMP3データに変換します。
静止画像は、フリー素材などでお好みのものをご用意ください。
そして下記の公式サイトから、動画編集ソフト「Davinci Resolve」をダウンロードします。
「Davinci Resolve」は幅広い機能をそなえつつ、とても使いやすいフリーの動画編集ソフトです。
私は今回初めて使用しましたが、音声データと画像データの組み合わせや、データの長さの調整くらいは簡単におこなえました。
ダウンロード方法や使用方法は、こちらのサイトを参考にさせていただきました。
ダウンロード方法
基本的な操作方法
実際の編集画面はこんな感じです。
デザインがスタイリッシュでかっこいいです。
最初、間違ってMP4データを読み込ませていて、全然編集ができず無駄に時間を使ってしまいました。
MP3データと画像データを読み込ませれば、簡単に編集ができます。
編集といっても、今回おこなったのは、画像の表示時間をサウンドの長さに合わせたことと、サウンドの時間を少しカットしたことくらいです。
完成したデータを「YouTubeにアップする形式のファイル」に書き出す方法は、こちらのサイトを参考にさせてもらいました。
何かにつけてデータの変換が色々とでてきます。
初めてだと、なんのこっちゃという感じですが、説明のままに進めれば大丈夫です。
ちなみに、この「Davinci Resolve」のソフトにたどりつくまでに、「MP3TUBE」 「Windowsムービーメーカー」「マイクロソフトのフォト機能」の三つで試しましたが、途中でややこしくなってうまくいかず、動画形式のデータを用意するのにとても時間がかかってしまいました。
実際に使いやすく、評価も高いようなので、動画編集では「Davinci Resolve」をおすすめします。
まとめ
楽器もろくにひけない音楽の素人がサウンド作りに挑戦したわけですが、想像以上に難しかったというのが実感です。
一からサウンドを作るのは、自分にはあまり向いていないということがよくわかりました。
でも、サウンドを利用して、画像と組み合わせて編集をするのは、なかなか楽しい作業でした。
ヒーリングサウンドは毎日聴いているほど好きなので、今度はぜひ、自然の音などを利用したサウンド作りに挑戦したいと思います。
ということで、今回の記事は以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。