【数値が音になる】ビットコインバブルの音色をつくってみた
こんにちは、ケン・イケハです。
これまでの歴史で、色々なかたちのバブル(経済)が生まれてははじけてきましたが、ふと「バブルのはじける音ってどんなだろ?」と気になりました。
「バブル」というのは喩えなので、当然音なんてないのはわかっています。
でも。
バブルがはじけた時の相場グラフを見ていると。
崖から突き落とされたような急降下のグラフからは、積み上げられた富がガラガラ崩れる音とともに、人々の絶叫の声が響いてくるようです。
そこで。
この相場グラフを音に変換することができれば、バブルが生まれてはじけるまでの状況を「音」で感じられるのではないかと考えました。
色々と探した結果、「SAS Graphics Accelerator」という数値を音に変換する無料のツールを見つけましたので、過去2年分のビットコイン相場のデータをもとにして、「バブルの音色」をつくってみました。
音声動画を用意しましたので、もしご興味があればぜひ聞いてみてください。
バブルの音色
バブルの音色をつくるにあたり、利用するビットコインチャートの期間は2017年6月~2019年6月までとしています。
その中で、バブルが生まれてはじけたのは2017年12月~2018年1月の間です。
ではお聞きください。
バブル以降から現在までの期間も入れているので、後半がちょっと冗長になっています。
う~ん・・・
音が単調なせいか、バブルがはじける瞬間のインパクトはあまりありませんでした。
それでも、バブルが膨れるにつれ、人々のテンションが上がっていく様は垣間見えたような気がしますので、とりあえずこれでよしとしておきます。
ツールについて
今回使用した「SAS Graphics Accelerator」というツールは、アメリカのSASというデータ分析の会社で開発されたものです。
元々の用途は、目の見えない方のために、グラフや図表を音に変えて理解できるようにすることのようです。
なので音楽性はなく、音は単調なものになっています。
数値データを音に変換する方法
一応ご参考までに、数値データを音に変換する方法をご紹介します。
プログラミングなどのIT関連の知識はまったく必要ありません。
まず、こちらから「SAS Graphics Accelerator」をGoogle Chromeの拡張機能に追加します。
拡張機能に追加されると、画面の右上に水色のS字状のアイコンがあらわれます。
それをクリックすると下のような表示があらわれるので、「Laboratory」をクリックします。
テーブルを作る方法は色々あるようですが、CSVファイルを取り込む方法で作りました。
「Import Table」をクリックして、取り込みたいCSVファイルを選択します。
ちなみに、今回使用したビットコインチャートのデータは、下記のサイトから入手しています。
CSVファイルを取り込んだら、テーブルの名前をつけて「Save to Laboratory」をクリックします。
次にグラフ作成にはいります。
「Create Graph」をクリックします。
下のような画面が出てくるので、Bar chart(棒グラフ)などを選択し、最後に「submit(提出)」をクリックします。
すると、「ビットコイン相場」というタブが追加されていますので、それをクリックします。
ここまでくればもう終了です。
「shift」+「右方向キー」で、音がスタートします。
「Settings」でスピードなどの調整ができ、「Help」で画面操作方法などを確認できます。
まとめ
数値を音に変換する方法があるというのは、なかなか面白い発見でした。
数値を利用して、もう少しメロディーっぽく音を作る方法があれば、また別のデータで試してみたいと思います。
ということで、今回の記事は以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。