キャッシュレス決済にすると年間いくらお得になる?【結果→少なくとも年間3万円以上お得】
今回の記事はこのような方に向けた内容です。
・キャッシュレス決済を試してみようと考えている。
・キャッシュレス決済で年間どのくらいお得になるのか知りたい。
こんにちは、ケン・イケハです。
最近はスマホ決済に対応したお店が急に増えてきて、キャッシュレス決済がにわかに活気づいています。
もし日常の支払いで、可能なものをすべてキャッシュレス決済にしたら、年間でどのくらいお得になるのか気になりませんか?
そこで今回は、一般的なキャッシュレス決済の方法で、年間でどのくらいお得になるのか試算してみました。
キャッシュレス決済に興味がある方のために、お役に立てればと思います。
平均的な家計の支出
まずは、一般的な家庭の月平均の支出データを見てみましょう。
2人以上世帯の1ヶ月の支出(2018年)
参照:総務省統計局 家計調査(2018年)
http://www.stat.go.jp/data/kakei/longtime/index.html#time
こちらの円グラフは、総務省統計局の家計調査(2018年)をもとに、独自に作成したものです。
各費目の内訳は、このようになっています。
(食料)
食材、菓子類、飲料、外食、その他
(交通・自動車関係)交通、自動車等購入、自動車等維持、その他
(教養)
教育娯楽用品、教養娯楽サービス、書籍、その他
(光熱・水道)
電気代、ガス代、水道代、その他
(住居)
家賃地代、修繕・維持費
(通信)
通信費
(保険医療)
医薬品、保険医療用品、保険医療サービス、その他
(教育)
授業料、その他
(家具・家事用品)
家庭用耐久財、寝具類、家事雑貨・消耗品、その他
(被服及び履物)
衣服、履物、その他
(その他)
理美容用品、こづかい、交際費、その他
住居費用が月平均で16,915円とかなり低くなっているのですが、これは調査対象者の持ち家割合が8割を超えていることから、家賃支払いの割合が少ないためだと考えられます。
家計費目と決済方法
次に、家計費目に対する決済方法と還元率を一覧にまとめました。
決済方法には、スマホ決済では「ペイペイ」を、クレジットカード(クレカ)では「アマゾンカード」をメインに使うと仮定しています。
こちらを選んだのは、還元率が高いうえ、割と一般的な決済方法だからです。
ペイペイは簡単な条件クリアで、通常の還元率が3%になります。
アマゾンカード(クラシック)は、通常の買い物で還元率が1%、アマゾンでの買い物で還元率は1.5%(プライム会員なら2%)になります。
PayPay公式サイト
https://paypay.ne.jp/
アマゾンカード公式サイト
https://www.amazon.co.jp/gp/cobrandcard/marketing.html/
クレジットカードは、他にもっと還元率が高いものがあると思いますが、「最もお得な決済方法」を紹介しているわけではありませんので、今回はこの条件で計算します。
家計費目と決済方法
※キャッシュレス決済が可能なものを色付け
一部、複数の決済を併用しているものがありますので、補足説明を書いておきます。
(食料)
お菓子や飲み物はドラッグストアで購入、野菜や肉などの食材はスーパーで購入。
その割合をドラッグストア購入(スマホ決済)2割、スーパー購入(クレカ決済)8割で配分しています。
(交通・自動車関係)
電車代などの交通費や、ガソリン代・車検代などの多くはクレカ決済が可能なので、8割で配分しています。
(家具・家事用品)
家電量販店の多くはペイペイ対応済みです。
家電製品や日用品の7割をペイペイ対応の家電量販店やドラッグストアで購入。
残り3割は、クレカ対応の店や、アマゾンなどのネット通販で購入すると仮定しています。
(その他)
用途不明が多いですが、「交際費」などの割合が大きいため、2割はスマホ決済、3割はクレカ決済ができると仮定して配分しています。
病院・薬局や塾などでクレジットカード決済が可能なところもあると思いますが、まだ割合が少ないと思いますので、今回の試算ではキャッシュレス対象から外しています。
キャッシュレスでいくらお得になるか
今見てきた「家計支出」と「決済方法・還元率」の情報を組み合わせて、キャッシュレスによりどのくらいお得になるか試算をおこないました。
結果はこのとおりです。
キャッシュレス決済でお得になる金額(月平均&年間)
結果は、年間で3万円以上お得になります!
ちなみに、今回はキャッシュレス決済の金額をかなり控えめに見積もっています。
さらにプラスになりそうな要素として、たとえば、アマゾンカードの還元率がさらに高くなる点(アマゾンでの買い物で1.5%~2%になる)や、世帯によっては大きな支出になる「生命保険」「定期代」のような大きな固定費があるからです。
「生命保険」「定期代」の二つだけで、相場では月平均で4~5万円の支出があるようなので、これらの支出がある世帯では、さらに年間で5,000~6,000円程度のポイントが加算されるかもしれません。
そして、ペイペイで都度実施されている、「最大20%還元のキャンペーン」なども計算に入れていませんので、年間で3万円以上お得になるというのは、かなり控えめに見積もった金額であることがわかると思います。
クレジットカードももっと還元率が高いものがありますので、世帯によっては、年間で10万円くらいお得になってもおかしくないでしょう。
まとめ
一般的な家庭が支払いをすべてキャッシュレス決済にすると、少なくとも年間で3万円以上お得になるという結果になりました。
ちなみに、もし銀行預金で年間3万円増やそうとすれば、銀行の定期預金でも、上限オーバーですが3億円以上の預金が必要になります。
ちょっとリスクをとって年1%の利回りを狙える資産運用をしても、300万円以上の投資をしなければ年に3万円も増えません。
そう考えると、ノーリスクで毎年3万円以上お得になるのは、なかなかおいしい話ではないでしょうか。
最初の手続きはちょっと手間かもしれませんが、その後はほぼ自動でお金がういてきますので、家計を少しでも楽にしたい方はキャッシュレス決済を選ばない手はないでしょう。
今回の試算は、条件によって金額はかなり変わると思いますので、あくまでも参考データとして見ていただければと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。