気楽に家計簿を続ける3つのコツ【もう挫折しない】
今回の記事はこのような方に向けた内容です
・お金を貯めたいけど、家計簿は必要なのか疑問。
・家計簿で挫折したことがあるので、続けるコツを教えてほしい。
こんにちはケン・イケハです。
みなさんは「家計簿」をつけられているでしょうか?
ご参考までに一つデータをご紹介します。
下記の機関の調査によると、30~50代の子育て世帯で家計簿をつけている割合はこのようになっているそうです。
家計簿を定期的につけている:約23%
家計簿を全くつけたことがない:約17%(※)
(※)情報元:公益財団法人 家計経済研究所
http://www.kakeiken.or.jp/jp/jpsc/pressrelease/p18_1.pdf
この調査からわかることは、約6割の方は、「家計簿をつけたことがあるけど途中でやめてしまった」ということです。
そこで今回は、挫折しないで家計簿を続けるコツについてまとめました。
家計の管理のために、ぜひお役に立てていただければと思います。
家計簿をつけた方がいい理由
「家計簿をつけるのはいいことだと思うけど、実際に効果があるの?」
そういう疑問をもたれる方も多いと思います。
先ほどみた家計経済研究所の調査から、もう一つ引用します。
「3年連続・毎月3万円以上の貯蓄」が達成できた世帯の状況です。
家計簿をつけている世帯:約6割が達成
家計簿をつけていない世帯:約4割が達成
あくまでも一つの調査結果ですが、家計簿をつけている世帯の方がより多くの貯蓄ができているといえます。
では、家計簿をつけた方がいい具体的な理由をみていきましょう。
知らないうちに使いすぎていたお金を「発見」できる
実際に家計簿をつけてみると、思っていたよりも支出が多いことに驚きます。
たとえば外食費。
会社のランチ代だけで月に1万5,000円もかかっていたり。
意識していなかった大きな出費に気がつくことがあります。
また、通信費、公共料金、新聞やケーブルTVなどの固定費は、家計簿をつけていないと高い支出に気付かなかったりします。
もろもろのプラン変更で、あっさりと月1万円くらい費用が安くなりますので、あなどれません。
買い物のとき「本当に必要かどうか」意識するようになる
家計簿をつけ始めると、お金を使うときに、ふと家計簿のことが頭をよぎるようになります。
たとえば、これまで何気なく買っていたコンビニのお茶なんかも、「スーパーで買った方がやすい」とか「水筒持参にすれば0円ですむ」などと、節約を意識するようになるのです。
家計のフロー(お金の流れ)とストック(お金がいくらあるか)が見えるようになる
家計の収入と支出状況(フロー)は、家計簿をつけないと見えてきません。
同じく、家計の正確な資産状況(ストック)も、口座が複数に分かれていたりすると、把握することが難しくなります。
どちらも、貯蓄をふやすためには把握しておく必要がありますので、家計簿で「見える化」をします。
家計簿を続ける3つのコツ
では家計簿を続けるコツを見ていきましょう。
正確に記録することにこだわらず、「おおざっぱでかまわない」と割り切ることをおすすめします。
費目は細かく設定しない
無駄な出費を徹底的に見つけたい人は細かく分けてもかまいませんが、費目の分け方はざっくりでもかまわないと思います。
重要なのは「家計のフローとストック」を把握することですので、おおよその数字をまとめるだけで効果はあります。
私が実際に使っている費目はこんな感じです。
・食費(主にスーパーでの買い物)
・生活費(主にドラッグストア・ホームセンターでの買い物)
・娯楽費(レジャー、旅行、外食、衣服など)
・教育費(学校、習い事など)
・特別費(上記に該当しないもの)
基本的には、「スーパーのレシート=食費」「ドラッグストアのレシート=生活費」というように、かなりおおざっぱに分類しています。
レシートの中身を分解して集計するようなことはしていません。
ここは賛否両論あるところでしょうが、「支出を細かく調べて切り詰めたい」のか、「家計のフローとストックがある程度わかればそれでよい」のか、目的に応じて柔軟にアレンジしていいと思います。
あと、固定費(通信料、公共料金、家賃など)は、各項目で記載しています。
面倒ならば月に一回の記録でもOK(手抜き推奨)
家計簿といえば毎日記録すると思いがちですが、目的が「家計のフローとストックを見える化」することであれば、月に1度レシートをまとめて記録するだけで十分です。
私がおこなっている方法はこんな感じです。
(1日~末日)
・レシートをその都度、費目(※)ごとの封筒に入れておくだけ。
・レシートがないものは、紙に書いて封筒に入れておく。
(※)費目は、先ほどみた「食費」「生活費」「娯楽費」「教育費」「特別費」の5つの封筒。
(月末)
・費目ごとに電卓で集計。
・合計金額のみをエクセルに入力。
支出の入力はこれで終わりです。
「資産状況」も管理する場合は、各銀行口座や証券口座をチェックして、資産も入力します。
私が家計簿の記録に使う時間は、月に1~2時間くらいです。
ただ我が家の場合は、「私と妻で費目を区別している(費目を二つ分作成している)」「口座数が多い」などの理由で、ちょっと時間がかかりすぎていますので、普通におこなえばもう少し時短できると思います。
自分に合った方法を選ぶ
家計簿をつける方法としては、大きく分けて「手書きノート」「PCソフト」「スマホアプリ」の3つがあります。
それぞれのメリット・デメリットをまとめました。
あくまでも個人的な評価です。
結論としては、自分がやりやすい方法を選んだ方がいいということです。
どんなに正確で便利な方法も、継続できないなら意味がありません。
私の場合は、消去法で「PCソフト(エクセル)」に落ち着いています。
個人的な判断結果(あくまでも参考です)
【手書きノート】手書きが苦痛なので・・・×
【スマホアプリ】我が家の金融・資産情報をアプリ会社に渡すことに抵抗があるので・・・×
【PCソフト(エクセル)】情報が外部にもれず、使い慣れていて楽なので・・・○
まとめ
家計簿をつける便利な方法はたくさんあるのに、実際に継続できている人は少数派というのが実情です。
完璧を目指さずに、多少おおざっぱでも、自分に合った方法を選ぶこと。
それが継続していくために一番大切だと思います。
もし少しでも家計簿に興味をもてましたら、レシートを整理して、自分なりの家計簿をつくってみましょう。