資産運用が必要な2つの理由
こんにちは、ケン・イケハです。
「資産運用をした方がいい」とはよく聞きますが、私も長い間「銀行預金をしていれば必要ない」と思っていました。
20代のときは資産運用に全然興味がなく、始めたのは30歳を過ぎてからです。
今回は「資産運用に興味があるけど、どうして必要かわからない」という方のために、資産運用が必要な理由をまとめました。
こまかくみるともっとたくさんの理由がありますが、この2つだけで十分です。
ではさっそくみていきましょう。
【ポイントはここ!】
● 低金利で預金がふえない
● 老後の生活費が足りなくなる可能性がある
【理由1】低金利のため預金では資産がふえない(場合によって預金が目減りすることもある)
低金利の時代
今は銀行に預金をしていても、金利がとても低いのでお金はまったくと言っていいほど増えません。
たとえば「100万円」をゆうちょ銀行に、「3年以上の定期貯金」で預けるとしましょう。
いまの金利は0.01%(2019年5月時点)なので、10年預けても増えるのは・・・
たったの1,000円!
税引き後だとさらに少なくなります。。。
ちなみに昔の郵便局の金利ですが。
1991年の「3年以上の定期貯金」の金利はなんと6.0%!
今からみると信じられないくらい高かったんですね。
預金の目減り
さらに、将来的に物価が上がっていくと、「預金が目減りする」おそれがあります。
もし今後10年で、毎年物価が1%ずつアップしていくとしたら。
いま100万円で購入できる商品は、110万円を超える価格になってしまいます。
車を例にして、預金の変化と比較してみましょう。
どちらも同じ100万円だったのに、預金以上に物価が高くなってしまいましたね。
低金利が続いたまま物価が上昇すると、このように預金の価値が目減りしてしまうおそれがあります。
【理由2】老後に生活費が足りなくなる可能性がある
平均寿命
日本人の平均寿命(2017年)(※1)
男性 81.09歳
女性 87.26歳
日本人の平均寿命は世界でもトップクラスです。
65歳で定年した後も、20年以上の生活費を考えておく必要があります。
老後の生活費
標準的な年金受給世帯の年金額 :月額約22万円(※2)
ゆとりある老後のための必要生活費:月額約35万円(※3)
(※2)出典:厚生労働書「平成29年版厚生労働省白書」
(※3)出典:生命保険文化センター「平成28年度生活保障に関する調査」
ゆとりのある老後を送るためには、毎月約35万円が必要とされています。
あくまでも目安ですが、預金がない場合は、月々13万円も生活費が不足する可能性があります。
ライフイベント
人生の中では、大きなお金が必要になるライフイベントがあります。
特に大きいのが「住宅購入」と「教育費」の二つです。
住宅の購入金額(建売住宅):約3,337万円
住宅の購入金額(マンション):約4,348万円(※4)
幼稚園~大学の教育費(すべて公立):約783万円
幼稚園~大学の教育費(すべて私立):約2,300万円(※5)
(※4)出典:生命保険文化センター「2017年度 フラット35利用者調査」
(※5)出典:文部科学省「平成28年度 子供の学習費調査」
これらの大きな支出を賄いながらも、「老後20年以上を想定した生活資金」をそなえておかなければいけません。
【まとめ】
十分な貯蓄をされていて、必要分の年金を受給できる家庭であれば何も問題はありません。
預金と年金だけで、ゆたかな老後の生活を送ることはできます。
一方で、老後の生活費が足りなくなる可能性があるようであれば、低いリスクでお金をふやす方法を知っておいた方が安心です。
具体的な資産運用の方法については、また別の記事でご紹介させていただきます。