【ネオモバTポイント投資】超ローコストでほったらかし投資をする方法
今回の記事はこのような方に向けた内容です。
・余っているTポイントをお得に使いたい。
・初心者なのでなるべくお金をかけない投資をしてみたい。
こんにちは、ケン・イケハです。
みなさんはTポイントを使っているでしょうか?
最近ではTポイントから離脱する企業も出てきてますので、正直なところあまり使い道がない人もいるかもしれませんね。
私も以前はヤフーカードをメインカードにしてTポイントを貯めていましたが、ポイントを使う機会が減ってきたので、別のカードをメインに使用するようになりました。
ところが、最近使い始めたPayPayの影響で、残高チャージで使っているヤフーカードへ、Tポイントがまた貯まってきてしまいました。
そこで何かTポイントを有効に使える方法がないか調べていたところ、SBIネオモバイル証券のネオモバというサービスを利用して、Tポイントを使った投資をできることを知りました。
そして調べている中で、お金も手間もほとんどかけずに、Tポイントでほったらかし投資をする方法を思いつきましたので、今回はその内容をご紹介したいと思います。
では順番にみていきましょう。
ネオモバとは
ネオモバは、大手ネット証券会社のSBI証券と、Tポイントの事業を運営するCCCマーケティングが提携して開始したサービスです。
始まったのは今年の4月からなので、まだまだ新しいサービスです。
Tポイントを使って株式投資ができる点や、有名企業の株式がワンコインの金額で買えてしまう安さなどが特徴で、投資の初心者が始めやすいサービスになっています。
ネオモバの特徴
Tポイントで投資ができる
これがネオモバの一番の特徴です。
Tポイントは色々なところでもらえるので、多くの方が一度は利用したことがあると思います。
「ポイントは残っているけど使うお店がない」という方は、ポイント消化と株式投資が同時にできてしまいます。
もともとサービスでもらったTポイントでの投資なので、仮に株が下がったとしても、大事な資産にはあまり影響がありません。
取引手数料(サービス料)が実質無料
株の売買では取引手数料がかかるのが普通ですが、ネオモバでは取引手数料ではなくサービス利用料として、取引金額に応じた料金がかかります。
料金一覧がこちら。
(引用元)ネオモバ公式サイト
https://www.sbineomobile.co.jp/start/
50万円までの利用なら、何回取引をしても料金は定額の216円ということです。
しかも、期間固定Tポイントとして毎月200円のポイントがもらえますので、そのポイントで株を買えば、サービス料も実質無料になってしまいます。
※この「実質無料」については、後ほど補足説明をします。
ワンコインで株が買える
驚くほど安い金額で株が買えてしまいます。
一例がこちら。
(引用元)ネオモバ公式サイト
https://www.sbineomobile.co.jp/start/
私はリスクの大きい個別株は基本的にやらない方針ですが、このくらい安ければ試しにやってみようかという気になってしまいます。
1万円でロボアドバイザーが使える
ロボアドバイザーとは、資産運用のアドバイスや売買の代行などをしてくれるサービスです。
ウェルスナビが特に有名ですが、これを利用するには、通常は最低でも10万円が必要です。
ネオモバでは1万円からウェルスナビを使うことができ、自動積立も可能になっていますので、だいぶ敷居が低くなっています。
ネオモバの注意点
NISA・iDeCoに対応していない
ネオモバはNISAやiDeCoに対応していないため、得られた利益に約20%の税金がかかります。
どうしても非課税枠で運用をしたいのであれば、SBI証券などの普通の証券会社を利用した方がいいでしょう。
投資商品の種類が少ない
2019年6月現在では、ネオモバで利用できるのは「国内株式(現物取引・ETFなど)」と「ロボアドバイザー」のみです。
投資経験の豊富な方には、このラインアップでは物足りないかもしれません。
取引をしない月も利用料がかかる
毎月200ポイントの期間固定Tポイントがもらえるので、取引手数料は実質ほぼ無料になるのですが、 月内に一度も取引をしなくても、216円の利用料金はかかってきます。
ちなみに、「毎月サービス利用料分の200円のTポイントがもらえるから放っておいて大丈夫」という考えは大間違いです。
もらえる期間固定Tポイントの有効期限は、「付与された月の翌月最終日」となっていて、普通のTポイントよりも期限はだいぶ短いのです。
つまり、毎月最低200円分は取引をしないと損をするということです。
ネオモバを紹介している他の一般の方のブログでは、期間固定Tポイントの有効期限を「最終利用日から1年間」と、普通のTポイントと混同して説明されているケースがいくつかありましたが、これは本当に注意が必要です。
コストをかけずにお得に利用するはずが、逆に無駄な支出を増やしてしまいかねません。
ネオモバの期間固定Tポイントの有効期限は、こちらの公式サイトに記載されています。
超ローコストでほったらかし投資をする方法
この方法が有効な方
今回紹介する方法が有効なのは、こういう方たちです。
・できるだけ貯まっているTポイントだけで投資をしたい。
・自分のお金はなるべく使いたくない。
・毎月の取引は面倒なのでできるだけほうっておきたい。
期間固定Tポイントに対する誤解
繰り返しになりますが、ネオモバでは取引金額が50万円以下であれば、毎月の料金は216円で定額になっています。
そして「毎月もらえる期間固定Tポイント200円分を投資に使えるので、実質的に毎月のサービス料が無料」という説明がされています。
でもよく考えてみると、ここでもらえる期間固定Tポイントは「自分のお金」だということに気がつきます。
毎月216円の利用料を払う代わりに、取引し放題で、かつ期間固定Tポイント200円分がもらえるということは、見方を変えると、毎月216円を払って200円分のTポイントに交換していることと同じなのです。
毎月投資をする場合のシミュレーション
そして当然のことですが、Tポイントが足りない分は、お金を払って株を買うことになります。
このようなことから、Tポイント投資をしているはずが、実際はほとんど自分のお金で投資をしているだけだった、というようなケースがよく起こりそうな気がします。
こういったケースをわかりやすいようにグラフにしました。
【条件】
・買い物で毎月Tポイントが100円ずつ貯まっていく。
・6月に口座を開設し、その月にそれまで貯まっていたTポイント1,000円分を投資。
・毎月500円分ずつ投資をおこない、ポイント不足分は200円の自己負担でまかなう
(A)毎月500円分を取引する場合
投資金額の推移
7~12月 投資金額の内訳(Tポイント割合20%)
Aのケースでは、毎月投資する500円のうち、期間固定Tポイントも含めると400円分は自分のお金です。
7~12月の投資金額の内訳をみると、期間固定Tポイントを含めた正味の自己負担割合は80%、Tポイント割合は20%になっています。
Tポイント投資をしているはずが、ほとんど普通にお金を払って投資をしているだけだったという一例です。
ほったらかし投資のシミュレーション
「自分のお金を払わずなるべくTポイントだけで投資をしたい」「毎月ちょこちょこ取引するのが面倒だ」という方に有効なのが、これから紹介するほったらかし投資です。
方法はいたってシンプル。
ネオモバのサービス利用を一時停止するという方法をとります。
解約ではないので、一時停止の間は購入した株は保管されつつ、サービス利用料の216円を払う必要はありません。
当然、一時停止の間は、期間固定Tポイント200円分の付与も止まります。
つまり。
半年や一年に一度くらいのペースで、サービスを再開して貯まったTポイントで株をまとめ買いし、またすぐにサービスを一時停止すれば、ローコストでほったらかし投資ができてしまうということです。
この方法をおこなったケースをグラフでみてみましょう。
【条件】
・買い物で毎月Tポイントが100円ずつ貯まっていく。
・6月に口座を開設し、その月にそれまで貯まっていたTポイント1,000円分を投資。
・半年くらいサービス利用を一時停止する。
・半年に一度くらい、貯まったTポイントで株をまとめ買いする。
・またサービスを半年間ほど一時停止する。
(B)7~12月はサービス利用を一時停止して、半年に一回まとめて取引する場合
投資金額の推移
7~12月 投資金額の内訳(Tポイント割合75%)
Bは7~11月はサービスの利用を一時停止し、12月に貯まっているTポイントで株をまとめ買いしたケースです。
サービス利用料以外のお金を払わないため、7~12月投資金額の内訳では、Tポイント割合は75%と高くなっています。
ちなみに、一時停止の期間を1年間として、1年に一回Tポイント投資をするやり方であれば、投資金額に占めるTポイント割合は85%になり、ほとんど自分のお金を使わずに、超ローコストなほったらかし投資ができてしまいます。
これが、Tポイントを使った超ローコストなほったらかし投資の方法です。
サービス利用の一時停止は、ログイン後のサービス利用状況画面よりおこなえます。
まとめ
ネオモバでは、Tポイント投資で株が買えるという画期的なサービスを提供しています。
一方で、毎月のTポイントがあまり貯まらない方は、期間固定Tポイントと合わせて、自己負担の割合が高くなる可能性があります。
できるだけTポイントだけを使って、ローコストで、長期間何もしなくてもいいようなほったらかし投資をしたい方は、今回ご紹介した方法を試してみてはどうでしょうか。
ということで、今回の記事は以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。